ローン返済額
お母さん
ようやく少しだけ時間ができたので、書けるだけ。

あまりに突然の出来事だった。
6月17日に母が亡くなった。

1週間ほど前、確か土曜日に遊びに行く約束をしていた。
あれは確かちびすけの定期検査で、薬だけもらうのと検査結果聞くのとで、ちびもちびすけも保育園に預けてだんなと二人で動いていたから、お迎えも早くできるっていうので、ちびを金曜日の夜に義実家にお泊りさせて、土曜日にお迎えに行くついでにちびすけと私が実家に行こうって。

6月18日に行くねと約束して、前日にでも電話したほうがいいかなどと思いつつ、まぁいっかと。

そして6月18日の朝、私の支度がちょっと遅れいつもより30分送れで出たものの。
いつものように家を出たタイミングで母に電話するも、全く出ない。

団地の草むしりとかでもあるんだろうかとか、もしかしたら事前に買い物にでも行っているのかもなどと思いながら、実家へ向かう。

それでも気になるので少し時間を開けて電話するも出ない。
それを10分おきくらいに繰り返し。
とうとう実家の側につくまで、全く出なかった。

もしかして約束を忘れているのか?それもおかしいよなと実家近くについたときに辺りを見ても、団地でまとまって何かしているような状況でもなく、人が見当たらないので、団地の作業もなさそうで。

何かおかしいよなと思いつつ、だんなに車をつけてもらい、階段のところまで行くと、以前から使い始めていた杖が置いてあった。
確か3月くらいにパーキンソン病になったと言い、その前は橋本病になったらしいと言われていて、(これは後から思い出した)、この前伯父の御通夜と四十九日のときにもずいぶん足がおぼつかないと心配していたのだけれど。

杖を置いて出かけるのもおかしいと思いながら、近所だからがんばっているんだろうなどと思うようにして、家の玄関まで上がった。

ノックして声をかけても反応がなくて、合鍵でドアを開けた。
玄関には靴がそろえてあった。
いつも鍵を置いているところにも鍵が残っていた。
遊びに行っているほうの部屋に入ったら、布団が敷いてあった。
やっぱり忘れているの?と思う。
でもおかしいので、念のためにトイレを開ける。便座が跳ね上げられたままで、誰もいない。
ベランダにだって誰かいる気配はなかった。
台所の豆球だけついていた。

もうどういう順番で何を感じて何をみたのか順序は思い出せない。

このままどこか出かけたんじゃないかと思って、少し待たせてもらおうか、それでも帰ってこなかったら勝手に帰ってしまおうか、恐い思いをしたくないから、そのままにしてしまおうかなどと考えた。

それでも不安は拭えない。

おかしいと思いつつ、ちびすけを抱っこから降ろしてから、トイレを見たんだっけ。

これでお風呂を見ていなかったら安心なんだからと思って、風呂場のドアを開けた。
勇気を少し出して、いなかったら安心なんだからと思って、浴槽のほうを見たら、母が沈んでいた。
自分の前で起こっていることがまさかとは思ったけれど。顔が半分お湯から出ていた。
まだ間に合うかもと思って、大声で「お母さん!お母さん!」と何度も叫びながら脇を抱きかかえて風呂場から引きずり出そうとした。
重くて体全部を出すことができず、必死にやっているんだけれど。そうしているうちに足が見えて、まるで白い足袋を履いているようだった。
何がなんだかよく覚えていないのだけれど、腕や足の皮がずるっとむけていた。
これはどうもおかしいと思い、どうやっても反応はないし、自分の力で体全部を出せないし。
浴槽から体を引っ張り出しても全部出ない。反応もない。とりあえず顔が出ていたらと思って結果、母が浴槽に折り重なるようにするしかできなかった。
その状況で、腕も力が抜けたまま。その時に私は恐怖でいっぱいになってしまった。

この先の順番は覚えていない。
多分、まずだんなに電話。その後だんなを待って、救急を呼んだような気がする。
とにかくだんなが来てくれればと。

ドアをノックする音が聞こえて慌てて出た。だんなだと思った。違った。
宅配便だった。あまりの形相と剣幕で出た状態を見て「大丈夫ですか?」と。大丈夫と答えるしかなかった。印がないのでサインにしたが母の苗字ではなく私の苗字を書いてしまった。

その後だんなが来て、これも順番がどうだったかわからないが救急が来て確認をし、病院に搬送する状況ではない(すでに死亡)ということで警察に引き渡された。
近隣の制服を着たおまわりさんがきて事情を聞かれ、その後刑事課の人が来て、処理が進められた。
鑑識の人が来て写真を撮り、必要な確認事項が終わると母を警察署に搬送していった。

警察からは一度解剖し、その監察院に渡すので、その時点で葬儀社も読んでほしいと。
とりあえず引き渡しの前までに葬儀社を依頼し手配できるようにした。淡々と書くとこうなるのだけれど、その間に親戚に電話し相談したり、母がお世話になっていた所に電話して相談したりとした結果、葬儀社が決まった。

解剖してすぐにはわからないので、結果監察院で翌日も解剖し、結果細かく調べることになったのだけれど。

夜の間、親戚に連絡しとりあえずの状況を伝えていた。
解剖後に遺体を引き取って搬送するというのを聞いていたのだけれど、葬儀社の手配ですぐに火葬してもらえることになった。遺体の状況もよくなかったのもあり。

遺体の引き取りは翌日だったのだけれど、本人確認をするのが恐くてだんなにお願いした。
後悔するのもいやなので、確認したほうがいいのかと聞いたところ、だんなが止めたのでやめておいた。

火葬するときに、義母が花を用意してくれたのだけれど、それを入れるときに、母の顔が少し見えた。
顔と言っても鼻だけ。赤黒くなっていた。
どうも私が引き上げたときに血が上ったのか、赤黒くなっていたみたいだった。顔のむくみもはげしいらしかった。

とりあえず、今書けるのはここまで。
荼毘に付したあと骨を拾い、家まで連れて帰ってきた。

あっという間の出来事で、泣く暇などなかった。感情を動かす以前に恐かった。母があんな死に方をしたことが恐かった。変わり果てた姿でいて、皮膚がむけていたことそのものが恐かった。生きている姿と全く違ったから。

母を連れて帰ってきて、実家に遺品整理をしに行くようになってから悲しみがこみ上げてきて、泣いたり無気力のままだったり。

いま少しだけようやく区切りがついたので、ここに書いている。

まだまだ書きたいことはある。
もう少し時間があれば、また続きを書きたい。
Posted by ななこ
comment:6   trackback:0
[日常]  thema:日記 - genre:日記
comment
こんばんわ。
ツイッターで状況は読ませていただいていましたが、なんと声をかけて良いのかわからず・・

突然のことで頭も心も身体もおいつかないですよね
私は何もできなくて歯痒いですが、周りに頼れるところは頼って、どうかご自愛ください。
2011/06/24 22:28 | URL | edit posted by るぱ
私も悲しくなってきた。
ななこさんにとっては大切な人な頼りになる大きな存在だったでしょうに。
それにしてもご主人。
よい人と巡り合えたわね。(近所のおばちゃんちっく)
人の生き死には運命と思うしかないよね。
そうでないとやりきれないもの。
私も前夫は事故だったのであまりのかわりように死んだことが受け入れられなかったよ。
反面、自分の無力さに歯ぎしりするような気持ちだったりしたわ。
元気がでるまでずいぶん時間がかかったよ。
焦らないでね。
2011/06/25 07:07 | URL | edit posted by うたこ
るぱさん
コメントありがとうございます。
私もきっと誰かが同じ思いをしていたら、かける言葉がきっと見つからないと思います。
でも、こうやって声をかけていただいたことがとてもうれしく思います。
いつかきっと気持ちが落ち着くだろうと思いながら、しばらく気持ちが浮かない毎日が続くのかなと思っています。
2011/06/26 08:35 | URL | edit posted by ななこ
うたこさん
今も、毎日気力があまり湧かないので早くなんとかなりたいです。
ほんと、うちのだんなが一緒でよかったと、のろけるわけではないのですが、ありがたかったです。
うたこさんの前のご主人のこと、以前ブログで書かれていたので知っていましたが、大切な人が突然いなくなるって、あまりに突然過ぎて受け入れ難いですよね。
いつかきっと気持ちが晴れるんだろうと思いながら、今もまだまだ沈みっぱなしで。
うまくまとまらなくて、ごめんなさい。
2011/06/26 08:38 | URL | edit posted by ななこ
お悔やみ申し上げます。
ご無沙汰しております。

(落ち着きを取り戻そうと頑張っているタイミングで
失礼かとも思ったのですが、コメント書かせて頂きました)

おまりにショッキングな出来事で・・・
本当に言葉がありません。

ただ、ご主人が一緒で、本当に良かった。


心からお悔やみ申し上げます。
2011/07/17 16:01 | URL | edit posted by ぶーちん55号
ぶーちん55号さん
コメントありがとうございます。
むしろお気を使わせてしまって、すみません。
ずいぶん前から覚悟はしていた所はあったのですが、あまりにも急だったのと、まさかこんなことになるとは思っていなかったので、自分でも今も信じられないくらいです。
ブログに書くのにまとまった時間が要るので、どちらかというとTwitterのほうで自分の気持ちだったり、毎日のことだったりちょこちょこ書いてはいるのですけれど。
こういう出来事があると、ブログの更新が止まったりする人が多かったりするんですが、なんせ自分の気持ちとして何か残しておきたいという気持ちのほうが強いので、ここを止めるつもりはないんですが。(あほかと思うかもしれませんが)
そういえば仕事復帰してからあまりにも時間がなくて、ブログ拝見しているもののコメントできてなくて、すみません。^^;
2011/07/18 16:08 | URL | edit posted by ななこ
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